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心のあり方 30
訓読書写で夫婦円満

 もう一度皆さまにぜひ読んでいただきたい、編集部イチオシ!なコンテンツをご紹介。
 「文鮮明先生の自叙伝に学ぶ~心のあり方」を毎週木曜日配信(予定)でお届けします。

 なお、この記事に記載されている「自叙伝『平和を愛する世界人として』」のページ数は創芸社出版のものです。

浅川 勇男・著

(光言社・刊『文鮮明先生の自叙伝に学ぶ~心のあり方』より)

第七章 幸福は常に私たちを待っています

訓読書写で夫婦円満

 文鮮明先生は、「言葉には魂がある」と言われます。文鮮明先生は、真の愛の人です。それゆえ、語られる言葉には真の愛の魂があるのです。その言葉を声に出し、耳で聞いて心に入れ込むことを、「訓読」といいます。さらに、紙に書き写すことを、「書写」と言います。その目的は、文鮮明先生の真の愛の魂を自分の心に書き写すことにあります。真の愛を“移植”することなのです。

 訓読書写することで、多くの婦人たちが、ご主人を愛せるようになり、夫婦円満になっています。それは、自分の愛の不足を、気づいたときから始まっています。

 ある婦人は、いつも機嫌の悪いご主人を愛せずに苦しんでいましたが、訓読書写で愛せるようになったそうです。

 「いつも、家ではため息ばかりをついている主人に対して嫌気が差していた自分でした。しかし、文鮮明先生のみ言(ことば)を訓読書写することで、一日働いて、疲れている主人の体を思いやることもせず、また主人が心の中で何を考えているのかも察する努力もしなかった私の愛の足りなさに気づき、本当に反省させられました。そして、ひたすら、主人に感謝して尽くしていきました。そうしたら、毎日浴びるように飲んでいたお酒がとても控え目になってきました。おそらく、やめると思います。とても夫婦が円満になりました。ありがとうございました」。

 ある婦人は夫への愛の不足に気づいて語っています。「私を憎む者までもひたむきに愛そう」というみ言を訓読書写すると、愛せない夫に対してこんな思いが湧いてきました。「今の状態になりたいと思ったわけではないのに、精いっぱい頑張っている夫に対して心遣いをしてきただろうか?」と。

 「そして、気づいたのです。重荷を抱えて働いている夫の後ろ姿を見ながら、それを本当に理解してあげていなかった自分、批判だけして寄り添ってあげなかった自分、家の主人として、男として、情けなさ、無念さを抱いている夫の心を理解してあげていなかった自分、そんな自分に気づくようになったのです。そうすると、心の底から夫への愛が湧いてきました。ありがとうございました」。

 ある婦人のご主人は工事現場で働いていました。そのため、毎日、作業服を洗濯しなければなりません。洗濯機に作業服を放り込んで、いつも思ったそうです。

 「こんなに一生懸命、洗濯してあげているのに、ありがとうの一言もないなんて」。不満が溜まってきて、夫への愛情が薄れていき、夫婦関係が壊れそうになったのです。

 そんな時、訓読書写を始めたのです。毎日、書写しているうちに、奥さんは、あることに気づいたのです。「苦労して働いている主人に、今まで一言も、ありがとうって言ってあげたことがなかった……」。自分の至らなさを思って涙が込み上げてきました。そして、決意したのです。素手で作業服を洗ってあげようと。

 ある日、手で洗っているとき、背中にふと人の気配を感じました。振り向くと、いつの間にかご主人が立っていたのです。ご主人は言いました。

 「いつも、ありがとう」。

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 次回は、「手抜きをせずに誠を尽くす」をお届けします。


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