真の父母様の歩まれた道 10
幼少期の真のお父様④
カササギ観察で「授け受けするのが愛だ」と学ぶ

 『ムーンワールド』で連載してきました人気コーナー、真の父母様の歩まれた道「汗と涙の歴史」をBlessed Lifeでも配信!
 親しみのあるイラストと、小学生でも理解しやすく、分かりやすい文章で紹介します!

 真のお父様は、竹がお好きで、竹を見ると、とても気持ちがいいとおっしゃいます。強い風が吹けば、松は折れることもありますが、竹はどれほど強く吹いても折れることがありません。そして竹は、芽が出てから少しずつ育つのではなく、一気に成長してしまい、一年もすれば完成します。すっかり大きくなってから枝が伸び始める、と語っておられます。

 真のお父様は幼いとき、美しい鳥にも深い関心を寄せました。何日かかったとしても綿密に観察して、その鳥が何を食べて生きているのか、どこに巣を作ってひなをかえすのかなどを突き止めました。

 真のお父様は、毎日、カササギを見に、巣のある木を登り降りしているうちに、カササギと仲良くなりました。初めは、真のお父様が巣に近寄ってくると、恐怖を感じて大きく鳴き声を上げていたカササギも、毎日来ても何も危害を加えられないので、鳴かなくなりました。真のお父様は、そのようにしてカササギと親しくなり、親鳥がひなに何を食べさせ、どのようなことをするのかを全て観察しました。

 カササギが卵を産む時期になったとき、真のお父様はそれが気になって、はっきりと見て確かめるまで夜も寝られなかったといいます。夕方、巣がある所まで登って見て、明け方にも、カササギが出てくる前に、こっそり登って見てみました。時間ごとに登って見ていると、卵を一つ産んで、二つ産んで、三つ産んでと、毎日卵が増えていきました。

 真のお父様は、鳥のオスとメスに、無理にキスをさせようと向き合わせてみたこともありました。しかし、いくらやってもキスはしませんでした。「おまえたち、キスをして、喜んで、ちゅんちゅんと歌を歌ってみろ」と言って、おいしい餌を上げても、暖かい囲いの中に2羽を入れてあげても、何をしてもキスしなかったそうです。

 真のお父様は、このような実験の結果、「愛は、自然に成されなければならない。最高に自由な環境で、授け受けするのが愛だ」と学んだそうです。

 カササギの巣を見れば、その年はどの方向からよく風が吹くか分かったといいます。東風が吹く年には、カササギは、出口が東に向かないように方向を変え、枝を引っ張ってきたり、穴をあけたりしながら、巣を作っていたのです。

 真のお父様は、その一部始終を観察していました。

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 次回は、「幼少期の真のお父様⑤」をお届けします。