2021.04.11 22:00
統一原理127のポイント 108
同時性を形成する要因と同時性の性格
アプリで読む光言社書籍シリーズ第8弾、「統一原理127のポイント」を毎週日曜日配信(予定)でお届けしています。
第三章 摂理歴史の各時代とその年数の形成
107 同時性を形成する要因と、同時性の性格を二つ説明してください。(『原理講論』、436〜438ページ)
復帰摂理の目的を成し遂げていく過程においてなされた全ての事実が、歴史を形成してきました。しかし、その目的を達成するために、「メシヤのための基台」を復帰する中心人物が、その責任分担を果たさなかったときには、その人物を中心とした摂理の一時代は終わってしまいますが、そのみ旨に対する神の予定は絶対的であるので、神は他の人物をその代わりに立たせ、「メシヤのための基台」を蕩減(とうげん)復帰するための新しい時代を、再び摂理なさいます。したがって、この新しい時代は、その前の時代の歴史路程を蕩減復帰する時代となるので、再び、同じ路程の歴史を反復するようになり、摂理的な同時性の時代が形成されます。前時代の縦的な蕩減条件は、復帰摂理が延長されるに従って次第に付加され、横的に蕩減復帰するための条件も次第に加重されるため、同時性の内容と範囲は拡大します。したがって、歴史は螺旋(らせん)状を呈するようになるのです。
同時性の時代が反復される理由は、「メシヤのための基台」を復帰しようとする摂理が反復されるからです。したがって、同時性の時代を形成する原因は、第一に、「信仰基台」を復帰するための三つの条件、すなわち、中心人物と、条件物と、数理的な期間などであり、第二は、「実体基台」を復帰するための「堕落性を脱ぐための蕩減条件」です。
摂理的同時性時代には二つの性格がありますが、第一に、「信仰基台」を復帰するための数理的蕩減期間である代数、あるいは年数を要因とする摂理的同時性が形成されるということです。第二に、「信仰基台」を復帰する中心人物と、その条件物、そして「実体基台」を復帰するための「堕落性を脱ぐための蕩減条件」などの摂理的な史実を要因として、同時性が形成されるのです。
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次回(4月18日)は、「縦からなる横的な蕩減復帰に関して、簡潔に説明してください」をお届けします。