心安らぐ清らかな音色~癒やしのオルゴール聖歌
第16回「宴のとき

 清らかな聖歌がオルゴール風にアレンジされました。
 祈祷用、睡眠用、作業用BGMにはもちろん、心を落ち着かせたいときや疲れたとき、胎教にもぴったりなコンテンツです。

 聴くと心がじんわり温まる、優しい気持ちになれる、そんなオルゴールの「癒やし効果」と聖歌のメロディーの相乗効果で、あなたの毎日をもっと豊かに。

 今回の曲目は、聖歌29番「宴のとき」です。

 原題を「愛の春の園」といい、梁允永(ヤン・ユニョン)女史によって作詞・作曲されました。

 最初この曲は聖歌9番「朝日に輝く」のために作曲されましたが、曲をお聞きになった真のお父様が「この曲は愛らしい感じがする。少年少女向きの曲だ」とおっしゃられ、聖歌9番には使われませんでした。

 曲自体は良いものであったためこの曲に合わせて歌詞が作られ、「宴のとき」という素晴らしい聖歌として実りました。

 梁女史はお父様のお言葉にヒントを受け、未来の希望に胸を膨らませる少年少女たちをイメージしながら歌詞を作っていきました。

 「その時、お父様も一緒に考えてくださいました。作っては歌い、歌っては直していった楽しさは忘れられません」

 1960年の真の父母様ご聖婚の際、この歌を合唱してささげました。それ以来、祝福式で合唱隊によって歌われたり、新郎新婦の入場曲として演奏されたりしました。

 日本においては、久保木修己会長(当時)夫妻が日本で初めて祝福の恵みを受けた19682月の430組の祝福の時に感謝を込めてこの聖歌の訳を公募し、久保木会長によって「宴のとき」と名付けられました。

 こうして日本においても、祝福の種がまかれた恵みと感謝の記念として、この聖歌が歌われるようになったのです。

(参照:『聖歌のめぐみ』)

 また今回の背景画像は、春の訪れを知らせてくれるかわいらしい蓮華(れんげ)の花です。

 この曲が祝福の場で多く使われた聖歌であること、歌詞中の「妹と背」や「愛のむしろ」というワードから愛を表現するピンクの花を、また少年少女のような可憐(かれん)さ、純粋な雰囲気のある花を探していました。

 そうしていたところこの花を見つけたのですが、蓮華の花言葉は「あなたと一緒なら苦痛が和らぐ」「心が和らぐ」だそうですから、夫婦の姿としてもとても美しいと感じ、この蓮華に決定いたしました。

【第1回~第15回はこちらから】
「癒やしのオルゴール聖歌」再生リスト

画像素材:PIXTA