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新・熱き祈祷のすすめ 4

 アプリで読む光言社書籍シリーズとして「新・熱き祈祷のすすめ」を毎週月曜日配信(予定)でお届けします。
 祈りの必要性や祈りの種類、実践方法をまとめた祈祷の手引書です。

松本 雄司・著

(光言社・刊『新・熱き祈祷のすすめ』より)

第一章 祈り

3 祈りの目的

③サタンを分別するため
 神と私たち人間との関係は、本来は一問一答できるような関係であったにもかかわらず、堕落することによって断絶してしまいました。それだけではなく、さらにやっかいなことには、堕落の結果、サタンと願わざる関係を結んで授受作用し、サタンに主管されながら生きていかなければならなくなってしまったのです。

 そのために、私たちの信仰生活においては、今日までの宗教がそうであったように、いかにサタンとの関係を分別し、いかにして本来の親と子という、神と人間との関係を取り戻すか、ということが非常に重要になってくるわけです。そういう意味で、サタンを分別し、サタンとの関係を断つためには、どうしても祈りが必要なのです。この点について文(ムン)先生はこう言われます。「たくさん祈れば霊的に明るくなるし、善悪に対する分別力と感性が鋭くなる」(『御旨の道』祈祷)。

④神との関係を回復するために
 前述のことと関連しますが、失われた神との本来の関係を回復するためには、どうしても祈りが必要です。神は私の親であり、私は神の子であるという心情的な関係を完全に回復し、本来の親と子としての名分と内容を完全に回復していくために歩むのが、私たちの蕩減(とうげん)復帰の生活なのです。神を知らずしては神と一つになることはできません。そして、神を知るとは、神の心情を知るということですから、祈りを抜きにしては考えられません。

 私は原理を探求していた時、苦悶(くもん)しながら昼夜祈りました。その中心的祈りは「神よ、宇宙の出発点はなんですか。あなたの中心原理はなんですか」ということでした。何年もの苦悶の祈りの中で、ついに「宇宙の中心的出発点は父子の関係である」と答えが与えられました。(「祈祷の重要性」1979年4月15日、ベルベディアにて)

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 次回は、「祈りの目的 ⑤神のみ旨成就のために」をお届けします。


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