光言社 編集者ブログ

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2020年05月21日

自宅でのテレワーク、イライラの虫が……

新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、数日間、自宅でテレワークを行いました。

わが家の長男(中3)、長女(中1)、次女(小5)は、3月からずっと学校が休校で、自宅で過ごしています。

テレワーク初日の朝、ダイニングテーブルで仕事をしていると、次女に「えっ、パパなんでいるの?」と驚かれました。長女には「きょう、土曜日だっけ?」と聞かれました。

「曜日の感覚がなくなってきているのではないか?」と、子供たちを見ていて心配になります。

子供たちはある程度の年齢になり、学校から外出しないように言われているので、「どこかに遊びに行こう!」などと、せがまれることはありません。各自が思い思いに時間を過ごしているので、私の仕事に影響はないはずなのですが……。 

子供たちが遅くまで寝ていたり、ソファーに寝転びながら動画を見て1日を始めたりするのを見ると、私の中でイライラの虫が動き始めてしまうのです。

そして、こんなやりとりが。 

「本当なら授業がある時間帯だよね?」「でも、休みだし」

「宿題は?」「夜にやる」

「読書でもしたらいいんじゃない?」「そういう気分じゃないから」

「これではいけない。私が模範を見せないと!」と、気合いを入れてパソコンに向かうと、かえって、子供たちのマイペースさが気になって、イライラの虫が活発に。私は、自らの忍耐心のなさを痛感しました。

そのようなとき、次女が、描いた絵を見せてくれました。

それは、私が作業をし終わった原稿の裏に描いた絵でした。

 

「こびとの数が少ないけど、白雪姫だよ」

「アラジンの服をきれいにぬれたと思ったのに、黒の線がにじんじゃった」

「プリンセスたちの夏祭りだよ」 

次女はうれしそうに説明してくれました。

私は、「上手に描いたね!」と感動の声を上げました。いつの間にか、イライラの虫も消えていました。

子供たちは、友達と遊ぶこともできない中、何とか楽しみを見いだそうと頑張っています。

私は、「休校中の過ごし方とはこうあるべきと、自らの思い描くイメージを押しつけてはならない」と反省させられました。 

そして、神様から与えられたこの期間、子供たちの個性にもっと関心をもっていこうと、気持ちを切り替えることができました。

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